広島大学大学院理学研究科 地球惑星システム学科

地球惑星システム学専攻English

授業一覧(2024年度)

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1年次生

教養ゼミ(前期 1ターム、月 1~4時限)

学科長 他
地球惑星システム学のトピックスを紹介し、地球惑星システム学に対す る関心を高めることを目標とする。その一つとして学科の教員が各回異なる研究内容を紹介する。8~9月に行う予定の地球科学野外巡検Aの事前学習も行う。 その事前学習の成果は、最終回にグループ別で発表する。

地球惑星科学概説A(前期 2ターム、水 9~10時限、金 9~10時限)

安東 淳一
白石 史人
我々が住んでいる地球の姿を理解するための基礎知識を学ぶ。

地球科学野外巡検A(前期、集中形式)

DAS, Kaushik
川添 貴章
典型的な地学現象が観察される地域を巡検し、野外における地層や岩石の露出の仕方、野外調査の基礎知識を学習する。また博物館等を訪問し、多くの岩石・鉱物・化石標本を観察することで、地学現象の多様性と普遍性を学ぶ。

地球テクトニクス(後期 3ターム、水 3~4時限、木 3~4時限)

井上 徹
薮田 ひかる
宇宙・地球の形成と構成物質、プレートテクトニクス、プリュームテクトニクス、太陽系の起源、生命の材料物質について基礎的な事項を網羅的に学ぶ、地球惑星科学への入門的講義である。

地球惑星科学概説B(後期 4ターム、水 9~10時限、金 9~10時限)

薮田 ひかる
柴田 知之
地球の現在だけでなく、地球がどのように誕生し、現在の姿になったのかを学ぶことで、地球についての正しい理解を得ることを目標とする。惑星系(太陽系)・地球・生命の起源と形成、地球の大気と海洋におけるエネルギーと物質の循環の授業を通じて、地球惑星科学の基礎を学ぶ。

2年次生 前期

地球惑星物質学基礎(前期 1ターム、火 5~6時限、木 3~4時限)

大川 真紀雄
川添 貴章
地球惑星を構成している無機化合物(鉱物)についての基礎知識の習得、および各種分析法の入門編。

結晶光学演習(前期 1ターム、火 7~8時限、水 7~8時限)

片山 郁夫
造岩鉱物鑑定の基礎となる偏光顕微鏡の原理と使用法を理解する。

堆積学・古生物学I(前期 2ターム、火 3~4時限、金 3~4時限)

白石 史人
地質堆積学・古生物学の基礎について学ぶ。

地球惑星内部物理学I(前期 2ターム、火 5~6時限、木 5~6時限)

須田 直樹
地球惑星科学の基礎としての地震学および測地・重力の基礎を修得することを目標とする。

固体地球化学I(前期 2ターム、火 7~8時限、木 7~8時限)

柴田 知之
太陽系及び地球の形成及び進化過程を理解する上で重要となる微量元素地球化学、同位体地球化学、質量分析の諸概念を学ぶ。

地球惑星物質学基礎演習(前期 2ターム、水 5~8時限)

大川 真紀雄
地球惑星を構成している無機化合物(鉱物)について、結晶モデルや鉱物標本を利用して基礎知識と実際の鑑定方法を習得する。

地学実験A(前期 2ターム、集中形式)

須田 直樹 他
高校地学教科書の演習を念頭に、より高度で実際的な地球惑星科学に関する実習を行うことで、理科教員を目指す学生として地学に関わる知識を習得することを目標とする。

地球惑星システム学インターンシップ(通年、集中形式)

学科長
関連企業への2~4週間の派遣研修を通じて、今後の勉学や企業就職活動のモチベーションを高めると同時に、職業倫理などについても学ぶ。

2年次生 後期

地球惑星内部物理学II(後期 3ターム、火 5~6時限、木 5~6時限)

須田 直樹
中久喜 伴益
「地球惑星内部物理学 I 」に引き続き、地球惑星科学の基礎として地磁気、地球内部ダイナミクスについて学ぶ。

地質図学(後期 3ターム、火 7~8時限、木 7~8時限)

安東 淳一
プログラムの核となる野外地質調査を展開するためには、地層や岩石を知り、地質図学およびステレオ投影などに熟練する必要がある。地質調査法、地質図学、地質図、地質断面図、地質柱状図、面構造、ステレオ投影法などについて講義する。

地球惑星科学英語I(後期、水 3~4時限)

DAS, Kaushik
Dey, Bidisha
科学雑誌として世界で読まれているNational Geographicのトピックスを元に作成された教科書を用いて、宇宙・地球について学びつつ、科学英語を読む訓練をする。教科書と平行して、講義では DVD繰り返し見て(字幕なし、あり)英語の講義を聴いてノートをとる訓練をする。

宇宙科学演習(後期 3ターム、水 5~8時限)

宮原 正明
月・火星探査機により得られた画像を用いて、月・火星の地形の発達史を読み取る能力を学ぶ。地球外物質の1つである隕石の基礎を理解する。

岩石学(後期 3ターム、水 9~10時限、金 7~8時限)

片山 郁夫
地球惑星を構成する岩石の中で主に火成岩と変成岩を対象として、それらの生成プロセス、および形成されるテクトニクスについて講義する。

堆積学・古生物学II(後期 3ターム、火 9~10時限、金 5~6時限)

白石 史人
堆積学・古生物学の応用について学ぶ。

岩石学演習(後期 4ターム、火 5~8時限)

岡崎 啓史
岩石の多様性とその成因についての知識の習得、偏光顕微鏡を用いた岩石・鉱物の鑑定法の修得。

地球惑星物質学演習I(後期 4ターム、水 7~8時限、金 3~4時限)

川添 貴章
地球惑星物質の性質を明らかにするために必要な高温発生と高圧発生に関する基礎知識を身につける。

地球惑星物質学I(後期 4ターム、水 5~6時限、金 1~2時限)

薮田 ひかる
井上 徹
地球表層環境の変遷および生物圏進化に関する専門分野の知識・理解を身につける。

地球惑星物質学II(後期 4ターム、火 3~4時限、木 3~4時限)

柴田 知之
井上 徹
相平衡図の読み方を学習するとともに、熱力学的な相平衡図の熱力学を学習する。これにより、鉱物やマグマの生成、相転移の理解を深める。

 

地球科学野外巡検B(後期、集中形式)

柴田 知之
白石 史人
地球科学における野外調査の基礎的な知識と研究方法を学習する。

3年次生 前期

地球惑星内部物理学演習A(前期 1ターム、月 5~6時限、木 7~8時限)

中久喜 伴益
地球惑星内部物理学に必要な数学の基礎を理解する。

地球惑星内部物理学A(前期 1ターム、火 3~4時限、金 3~4時限)

須田 直樹
地震の多様性と沈み込み帯の地震について解説し、近年研究が進んでいる「スロー地震」について最先端の内容を紹介する。

太陽系物質進化学(前期 1ターム、火 5~6時限、木 5~6時限)

宮原 正明
太陽系の誕生から現在の姿までの進化過程を、特に物質科学の点から学ぶ。また、最新の分析手法や惑星探査により得られた結果から、“イトカワ”,“月”や“火星”等の最新科学を解説する。

アストロバイオロジー(前期 2ターム、火 5~6時限、木 5~6時限)

薮田 ひかる
生命を育むために必要不可欠な地球・惑星の「有機物」と「水」をテーマに、太陽系の材料物質である有機物と水の組成・分布、地球の海と大気の形成、生命の起源と進化、地球以外の惑星における生命存在可能性について講義する。

地球惑星科学英語Ⅱ(前期、水 5~6時限)

DAS, Kaushik
Dey, Bidisha
英語で書かれた地球惑星科学関連の文献や論文の読解力を養い、科学英語に習熟する。この授業などによって科学英語に慣れることは、4年生以降で本格的な研究活動に入る上で必須であると共に、国際化社会で活躍する上での基礎になる。

岩石変形学I(前期 2ターム、水 3~4時限、木 7~8時限)

岡崎 啓史
片山 郁夫
地震現象,地球内部構造とダイナミクスに関する専門分野の知識・理解を得る。

地球惑星システム学実習B(前期、金 5~8時限)

須田 直樹
井上 徹
薮田 ひかる
川添 貴章
中久喜 伴益
1)データの取り扱いや誤差論の初歩を習得する。
2)様々な機器の取り扱い方、データ解析、まとめ方を習得する。

地球惑星システム学実習A(前期、集中形式)

片山 郁夫
岡崎 啓史
“野外での地質調査法”と“採集した岩石試料の研究方法”を習得するとともに、研究成果を論文としてまとめ、口頭で発表する能力を身につける。

3年次生 後期

先端地球惑星科学(後期 3ターム、火 1~2時限、木 1~2時限)

全教員
地球惑星科学の各分野に関連する先端的研究を、各教員が解説する。

岩石変形学II(後期 3ターム、火 3~4時限、木 3~4時限)

安東 淳一
地球内部の大規模(マクロ)な運動現象を、岩石や鉱物の変形といったミクロな特性から理解するために必要な基礎的な事柄を学ぶ。

地球惑星内部物理学B(後期 3ターム、火 5~6時限、木 5~6時限)

井上 徹
川添 貴章
地球内部の構造を理解し、その重要な物理量や、その地球内部での分布について学ぶ。また、地球内部で起きている相転移現象について理解し、地球内部で起こっている現象の概略について学ぶ。

宇宙地球化学(後期 3ターム、水 3~4時限、金 3~4時限)

柴田 知之
小池 みずほ
地球外物質や地球構成物質の化学分析データに基づいた宇宙地球化学の視点から、太陽系、及び、地球の進化過程を学習する。

地球惑星内部物理学演習B(後期 3ターム、金 5~8時限)

須田 直樹
中久喜 伴益
Linux計算機の利用法を習得する。FORTRAN言語を用いたプログラミングの基礎を習得し,簡単な数値計算が行えるようになる。シェル言語を用いたプログラミングの基礎と地図表示ソフト使用法を習得し、地図表示が行えるようになる。

4年次生

卒業研究(前期・後期)

各指導教員
教員の指導のもとで地球惑星科学に関する先端研究を行い、その研究成果を発表し、最終的に卒業論文としてまとめる。